前住職逝去のご報告

海眼寺前住職 花房宗潤 におきましては以前より肺気腫で療養しておりましたが、去る八月二十八日夕刻に七十八歳にて急逝いたしました。また去る九月一日に通夜を、二日に密葬を滞りなく相務めましたことをここに併せてご報告いたします。

檀家信者の皆さまには、故人生前中は深いご厚情を賜り誠にありがとうございました。また通夜密葬にさいしましては、足元の悪いなか、またご多用中にもかかわらず沢山のご参列を賜り厚く御礼申し上げます。何分急なことでございましたので、ご遠方の皆さまには通夜密葬のお知らせが行き届かず大変申し訳ございませんでした。

来る十月十三日（木）午前十一時より津送（本葬）を執り行います。津送は関係ご寺院さまによる「お寺さんの葬儀」の意味合いが強く、またコロナまん延の状況を鑑みまして、総代役員さまなどに檀家を代表してご参列いただくこととし、広く檀家の皆さまへのご案内は控えさせていただきます。

またすでに密葬にてご香典をいただいているうえに、重ねて津送（本葬）のご香典等を賜ることは故人の遺志に沿いませんので、誠に勝手ながら謹んでご辞退申し上げます。

なお臨済宗の古式に則り、喪主である住職は津送（本葬）まで一切身に刃物を当てず、髪やヒゲを剃りません。葬儀や法要もそのような身なりで務めますので、どうかお許しください。

秋彼岸やすでに承っております法要等は変更なく務めます。また彼岸袋をお世話になっている方には郵送しておりますので、いつも通りお願いいたします。