韋駄天さんを修理しました
禅宗のお寺には、韋駄天(いだてん)さまという神さまが祀られています。
とても足の速い神さまで「韋駄天走り」といえば俊足の喩えです。また仏さまのために韋駄天さまが走り回って食べ物を集めてきたという故事が「御馳走(ごちそう)」という言葉の語源のひとつです。
さて海眼寺の韋駄天さまは度重なる水害で手がなくなりだいぶ傷んでいたのですが、このたび修理しました。
これが修理前。
修理後。手が付き錫杖も携えました。
また併せて韋駄天さまを祀る壇を応接間に整えました。
この独特なカマチ部分の黒縁取りは「花頭窓(かとうまど)」といって禅宗の伝統的な窓枠です。火灯窓とも書きます。
ともあれ、あちこち修繕ごとばかりです。
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